
アルミ表面処理・めっき.comを運営する浅下鍍金は、長年の経験と最新技術を融合し、金属製品へのめっき・表面処理に加えて、めっき処理後の様々な追加ても対応可能です。 本記事では、その中の一つである梨地加工についてお伝えをいたします。
そもそも梨地加工とは?特徴と機能面におけるメリットをご紹介
梨地加工(なしじかこう)とは、金属表面に微細な凹凸を形成し、梨の皮のような独特なマット調の質感を付与する表面処理技術です。 浅下鍍金では、梨地加工と硬質クロムめっきを組み合わせた「梨地硬質クロム処理」を提供し、単なる見た目の変化だけでなく、機能性向上にも大きく貢献しています。
梨地加工の主な表面特性と機能性
- 光沢の抑制(マット仕上げ):反射を抑え、落ち着いた外観に
- グリップ性能の向上:摩擦力を高め、滑り止め効果を発揮
- 潤滑性の向上:油膜保持性が高まり、摺動部品にも適用可能
- めっきの密着性向上(肉盛性):凹凸によって皮膜の食いつきが良好に
- 耐摩耗性の向上:硬質クロムとの併用で長寿命化
- 耐熱性の向上:高温環境でも機能が安定
- 静電気対策:繊維機械などでの帯電防止に有効
当社では左記のとおり、梨地処理+硬質クロムめっきの組み合わせにより、機能性を一体化させ、製品の性能・信頼性を向上させるご提案・めっき、表面処理技術の提供を行っています。
当社がめっき処理会社として提供する梨地加工技術とは?
アルミ表面処理・めっき.comを運営する浅下鍍金が提供する梨地加工技術には、以下のような特徴があります。
1. 硬質クロムめっきとの高機能ハイブリッド
当社が得意とする、硬質クロムめっきと梨地加工の組み合わせによる加工は、基材となる製品に対して高硬度・潤滑性・耐摩耗性・耐熱性といった機能を同時に実現します。同技術は、これまで産業機械・ロール部品・摺動部品など、過酷な環境下でも性能を発揮する製品づくりが可能です。
2. 長尺・大型製品への対応力
アルミ表面処理・めっき.comを運営する浅下鍍金では、以下のような長尺対応が可能です
- 鉄・ステンレス(SUS)製品:最大長さ4,800mm/最大重量250kg
- アルミ材:最大長さ700mm
これにより、他社では難しい大型ロール・長尺シャフト類への梨地硬質クロム処理も実現しています。
3. 社内一貫対応による高効率・高品質
アルミ表面処理・めっき.comを運営する浅下鍍金では、梨地加工に加え、
- 円筒研削加工(L:1,000mmまで)
- バフ研磨
- 各種めっき後処理
といった工程を社内一貫体制で対応しています。これにより、品質管理の一元化、コスト削減、納期短縮が可能です。 特にミクロンレベルの精度が求められる製品でも、めっき+研削+検査までを一括管理できるのが大きな特長です。
4. 万全の品質保証体制
アルミ表面処理・めっき.comを運営する浅下鍍金は、以下のような検査設備を完備し、寸法・膜厚・硬度などを正確に管理しています:
- 電磁式・渦電流式膜厚測定機
- 蛍光X線膜厚測定装置
- マイクロビッカース硬度計
- 真円度・表面粗さ・輪郭形状測定機
さらに、Nadcap認証/JIS Q 9100/JIS Q 9001などの各種品質規格を取得し、航空機業界をはじめとするハイレベルな産業分野にも対応しています。
アルミ表面処理・めっき.comが提供する“梨地加工”の施工事例
~静電気対策を目的とした繊維機械部品への応用~
1.繊維機械部品への梨地硬質クロムめっき


本表面処理・めっき処理事例は、アルミ表面処理・めっき. COMが手掛けた繊維機械のパーツとなる製品で、梨地硬質クロム処理を施しています。化学繊維に対して、静電気が発生する恐れがあるため、梨地処理を行うことで静電気対策を行い、化学繊維に不具合を与えないような加工を行っています。
2.繊維機械部品への梨地硬質クロムめっき

本表面処理・めっき処理事例は、アルミ表面処理・めっき. COMが手掛けた繊維機械のパーツとなる製品で、梨地硬質クロムを施しています。
鉄を基材としており、繊維機械の構成部品でなかでも糸道に使用される部品のため、製品に傷を与えないよう図面上にはスクラッチ厳禁という指定があり、バフ研磨により高い面粗度出しを行っています。本製品はロット20個と当社が手掛ける製品の中では比較的数が少ない製品と言えます。
3.その他の用途例
- 滑り止めが必要なローラー・グリップ部品
- 潤滑性や耐摩耗性を求められる摺動機構部品
- マットな外観が求められる外装部品 など
アルミ表面処理・めっき.comを運営する浅下鍍金は、用途や課題に応じた最適な処理方法を提案する技術力を備えています。