無電解ニッケルめっき処理サービス
当社の無電解ニッケルめっき処理サービスの特徴
POINT
01
最先端環境対応の処理設備を完備し、RoHS指令の遵守を徹底
昨今、表面処理・めっき業界においては、RoHS指令への対応がサプライヤーに求められてます。従来、無電解ニッケルめっきを行う際には、液浴の安定化を目的として、鉛が添加されていました。
結果として、得られる無電解ニッケル皮膜にも必然的に鉛が微量含まれることとなり、RoHS指令に抵触してしまっていました。そこでアルミ表面処理・めっき.comでは、鉛フリーの無電解ニッケルめっきが可能な最新鋭の設備を導入し、RoHS対応を行っています。また、人の健康と環境の保護を目的とするREACH規制にも遵守を徹底しております。
POINT
02
鉄・SUS系はもちろん、アルミへの無電解ニッケルめっき処理も対応可能
無電解ニッケルめっきは、鉄・SUSへのめっき処理とは異なり、アルミへのめっき処理は素材特性上、工程が複雑になります。
アルミ素材は空気中の酸素と非常に反応性しやすく、素材表面に酸化皮膜が生じています。酸化被膜がめっきの生成を阻害する大きな要因であるため、無電解ニッケルめっきを成膜させるには表面の酸化被膜を除去する必要があります。
しかし酸化被膜を物理的に除去ができたとしても空気中の酸素に触れると再び酸化被膜が生成してしまう為、通常の処理では不可能となります。
そこでアルミニウムの酸化被膜を除去したうえ、酸化被膜が生成されづらい亜鉛膜を生成する役割をもつ亜鉛置換を行うことで無電解ニッケルめっきの特性であるめっき被膜の均一性、耐食性、耐摩耗性を付与したアルミ製品が実現できます。
POINT
03
光沢性、耐食性、硬度を高水準に維持すべく、リン含有率が高いめっき処理液を使用
無電解ニッケルめっきは(Ni-P)の表記にある通り、被膜には主成分のニッケルに加え、リンが多く含有されています。無電解ニッケルめっきにおいては、このリンの含有量によって、めっきの仕上がりや、機械特性に差異が出てしまいます。
大まかにお伝えすると、リンの含有量により無電解ニッケルめっきは低リン・中リン・高リンの主に3つに分類されます。リンの含有率が高くなるほど、耐食性・耐酸性は高くなります。一方で耐摩耗性という観点では若干弱くなります。一方、磁性という点では、高リンタイプは非磁性になり、低リンタイプは強磁性体となります。
これらの特性を踏まえ、リンの濃度調整が必要となります。
POINT
04
ミクロンレベルの寸法公差を管理し、検査する各種測定装置を完備!高精度なめっき処理をご提供
アルミ表面処理・めっき.comでは、表面処理・めっきを得意としながら、各種検査機器も取りそろえることで、高精度な寸法・膜厚要求がある部品についても対応が可能です。
各種検査・測定を社内で完結できるよう、下記設備を当社では保有しています。
・電磁式・渦電流式膜厚測定機
・蛍光X線膜厚測定装置
・テーバー摩耗試験機
・マイクロビッカース硬度試験機
・塩水噴霧装置
・ラプチャー試験機
・湿潤試験装置
・原子吸光光度計
・分光光度計
・キャピラリー電気泳動装置
・真円度測定機
・表面粗さ・輪郭形状測定装機
POINT
05
お客様の用途・ニーズに合わせたVA・VE提案を致します
当社のサービスの特徴は、お客様の用途・ニーズに合わせた提案力にあると考えています。表面処理・めっき処理にとって、設備力は大切であり、当社も他社との差別化を図る設備投資をしてきました。しかし、それだけではお客様の満足は得られません。設備というハード面だけでなく、処理液の工夫や、お客様ごとのニーズをヒアリングし、汲み取る提案力が欠かせません。
当社では、過去の実績を基に提案力にも磨きをかけ、お客様のご要望に合わせた表面処理・めっきを提供することをお約束いたします。製品によっては、表面処理・めっきを専業とする企業の視点からVA・VE提案も致します。
POINT
06
航空・建機・半導体製造装置・電気機器等、多岐にわたる業界での実績を保有
当社の製品は、航空機業界をはじめ、半導体製造装置・電気機器など幅広い業界で採用されています。
先にご紹介した通り、航空業界の品質管理マネジメント認証を受けており、品質について非常に高い評価を受けており、他社では難しい製品も当社にご依頼をいただくことで満足いただき、ご依頼を数多くいただいています。表面処理・めっきでご依頼先にお困りでしたら、当社にお問い合わせください。